【KPT法】ゆるい振り返りミーティングの効果
KPT式振り返り会議について書きたいと思います。
KPT会議っていうのは、
Keep/Problem/Tryの頭文字を取ってKPTです。
Keep・・・よかった事で、継続していきたいこと。
Problem・・・問題、必要ないこと。
Try・・・挑戦したいこと
に分けて1週間ぐらいの振り返りを、一緒に業務を行うチームなどで行います。
「KPT法」で検索すると色々でてくると思います。
http://hisa-magazine.net/blog/ref/kpt2/
私も、以前所属してたチームでリーダーの方が実施してくださっていて、
すごくいいなーと思ったので
今の自分の会社、チームでもやりたいと思い導入してもらいました。
・・・が、
本来のKPT。お手軽とはいいつつも、
全員にKeep/Problem/Tryをあげてもらって、
きちんと前回からの効果を確認し、次回の行動指標を考える。
・・・意外と、ハードルが高いのです。
そう感じる原因として
・チームの全員がきまった時間に1時間集合することが難しい
・リーダーシップを取れるファシリテータがいない
・メンバーが、今すぐに業務改善できる(業務改善について発言できる)立場や状況ではない。
・正直、そこまでやらなくてよくね?
・なんかめんどくさそう(意外とこれがでかい)
そんな云々かんぬんで、数回でうやむやになり、なくなってしまったり、
そもそも着手できなかったり・・・。
そこで、結構ゆるめの設定だったらどうだろうと考えました。
ゆるめというか気軽に話せる感じに。
(以前のチームでも割と緩め寄りで成功してたと思いましたけどさらに)
上記にあてはまらなくても、
・スタートアップでまだコミュニケーションを取りきれてないチーム
・いろんな職種がまざってるチーム
にも結構おすすめだと思います。
・時間は30分
・人数は6人ぐらいまで
・一項目につき、一人1フレーズぐらいまで。たくさん書かない。
・基本的に司会が上記を読み上げていくだけ。多少の質問や雑談はします。
・その場で何かを解決する会議ではないものとする。あくまで共有のみ。(という体にすることによって会議疲れを防ぐ。)
・思いつかなければ書かなくてもいい。(記入が少なければ司会が質問しながら進める)
・その他の欄をつくる。そこには何を書いても自由。(前のチームでもあって、効果がありそうだったので)
・きちんと話し合って解決しなければならない問題と思われる議題が出てきた場合は別で会議する。
・あんまり偉い上司を入れない。
・とにかく気楽に。
ぐらいです。
もちろん、とはいえその記録を、リーダーや上司が後でみてるっていう事も大事です。
その場では解決しなくても、自分で記録するという他に、必ずチームのメンバーと
上司が分かってくれているっていうところですね。
自分のチームでもやってみると、
緩くとはいえ、実施前には見えていなかった問題や、
メンバーが実はやってみたかったこと、モチベーションのベクトルがわかったり
また、その他欄がある事によって、みんなが好き勝手記入するので
お互いのパーソナリティもよりわかって、すごく良かったです。
そして結構大事なのは、
この会議は意義があるっていうことを全員が実感できて、やりたいと思うこと、だと感じました。それはもちろん本来のKPT会議でも同じですが。
(そうでないと続けるのが困難になってくるし、会議のポテンシャルが下がります)
本来のKPTは業務での問題の解決、改善が主目的になっているとおもいますが、
その前の段階として、メンバーの相互理解があればより効果的だと私は思うので、
まずそれができてるチームになって、
具体的に解決改善に向かうKPTに変えていけばいい思います。
もちろん、ずっと緩いKPTのままでも、チームの全員が集まってコミニュケーションを取る、報告し合う時間が必ずあるっていうだけでも、十分に意義はあると思います。